超高齢社会が加速するなか、口から食べる支援の重要性が社会に認知されるようになってきました。しかし、経口摂取を禁止されたまま、適切な治療やリハビリを受けることなく、人工栄養のみでの生活を余儀なくされている要介護者が多く存在します。当事者や家族も、「食べたい・食べさせてあげたい」と願っても、医師から許可がでず、苦悩の日々を過ごしています。当KTSM事務局には、「なんとか食べさせてあげたい」「どうしたらいいのか」という相談メールが数多く寄せられます。
人生の最期まで食べて幸せに暮らせる社会へ変革していくためには、医療・福祉関係者はじめ、口から食べることの価値を社会全体が理解し、食べる支援の技術を有した人材を増やし、医療・福祉制度の変革が必要です。加えて、当事者や家族が、「食べさせてほしい!」と声を上げ、動き、それらを社会発信していかなくてはいけません。
人としての尊厳が守られ、口から食べる支援が当たり前に受けられる優しい社会となるために、「口から食べる幸せを守る家族会」を発足致しました。
2018年7月8日発足
2021年6月15日改訂
NPO法人口から食べる幸せを守る会®が必要時支援を行う団体とする。基本的に家族会に入会している者同士でアドバイスや意見交換を行う(KTSM会員・非会員は問わない)
口から食べることが困難もしくは、充分な食べる支援をうけられなかった当事者と家族で構成される。家族会は、人生の最期まで、治療や療養生活をしていても口から食べる支援を当たり前に受けられる社会となるよう、できるだけ発信する。家族会会員同士での情報交換やアドバイスを行うことを活動の柱とする。必要時NPO法人口から食べる幸せを守る会の理事らがアドバイスをしたり、サポートを行うが直接的にメーリングリスト上での相談者へのアドバイスは最小限とする。直接のアドバイスを受けたい場合は、オンライン相談(KTSM会員限定)を活用していただく。
ご家族の経験談、お役立ち情報を掲載しております。